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- 残業は美徳とされている理由を知りたい
- 残業当たり前と思っている、古い価値観の上司をどうにかしたい
- 残業が減らない理由を知りたい
- 残業を減らしたい
【残業=美徳】という考え方は、高度経済成長期の、作れば作るほど儲かった時代の遺物です。人は簡単に考え方や価値観を変えることができません。
過剰な残業が発生する理由は、仕組みの問題が大きいです。仕組みを変えるのは一人ではできませんし、権力が必要です。残業を本気で減らそうと思ったら、自分が社長になるしかありません。残業が減らない主な理由は以下です。
- リーダーのマネジメント能力不足
- 残業が慣習化しているから
- 組織自体が変革を考えないから
- 仕事を失うのが怖いから
長年勤めた会社を辞めるのは怖いでしょう。長くいるだけで、他所で通用するスキルを身につけていないからです。仕事ができない給料の高い高齢者に残られると、残業代も増えますし、会社の成長速度も遅くなります。早めに人を入れ替える(自立させる)仕組みが必要なんです。
残業を本気でなくそうと思ったら、あなたが社長になって組織の構造・意識を根本から変える必要があります。
残業は美徳と考える人がいる理由
- 高度経済成長時代のなごり
- 根性論
- 価値観を変えられない
- 環境問題
残業を美徳と考える要因は、環境の問題が一番大きいです。日本人は人と違うことを恐れる傾向があります。年配の人にはあまり強く言えないこともあり、組織が変化しにくい構造になっています。
「長時間会社にいることがいいことだ」といった非合理的な考え方や、作れば作るほど儲かった時代の価値観を、いまだに変えられずにいるわけです。「老害」ともいいますね。
特に歴史の古い会社は、年配者の意向が強く出るので、古い考え方によりがちです。
高度経済成長時代は残業してでも作れば儲かった
高度経済成長時代(1950年代中期〜1970年初頭)は、戦後のモノがない時代なので、作れば売れました。生活が豊かになるのならと、みんな喜んで残業をやったわけです。当時の価値観では正しかったといえます。
モノで満たされても、心が満たされない状態にみんな気づき始めて、今では真逆の価値観に変化しました。
なんでも「作れば売れた」時代の人たちには、マーケティングという考え方がありません。モノで満たされた現在では、ただの着るための「洋服」は売れません。「欲しい」と思われる洋服を提供する必要があるのです。
やみくもに残業しても売り上げが上がるとは限らない。マーケティングが現在の主流の考え方です!
根性論が根強く残っている
論理的に積み上げて仕事をするべきですが、中には根拠も薄く、「なんとかなる。やればできる!」みたいなリーダーがいます。やり方を精査せずに根性でやろうとしますから、効率も悪く長時間労働になりがちです。
- サービス残業は頑張っていると評価される
- サービス残業をすると、身を粉にして頑張ってるように見える
- サービス残業をすると、責任感があると捉えられる
【根性で乗り切る】スポ根のような精神構造を、いまだに捨てきれない世代がまだまだ、たくさんいるのでしょう。大切なのは労働時間ではなくて利益率です。
【残業=美徳】という価値観を変えられない
【残業=美徳】という考え方は、慣習であり価値観ですから一度固まってしまうと、変えることが困難です。特に日本人はサラリーマンになって、同じ会社で定年まで働くための教育を子供の頃から受けています。年配の人になるほど【残業=美徳】の価値観を持っている傾向は強いでしょう。
価値観の合わない人とはどこまで行っても分かり合えませんから、早めにその会社とさよならしましょう!
職場に残業を美徳と考える人が多い
職場が残業をよしとせず、早く帰る環境なら全員早く帰るでしょう。人の思考は環境の影響をもろに受けます。不正が当たり前になっている職場では、悪いことをしている感覚が麻痺してわからなくなります。それと同じように、【残業=美徳】の考え方をする人が多い職場では必然的に残業するのが当たり前になるのです。
残業が減らない理由4選
リーダーのマネジメント能力不足
マネジメント能力の低いリーダーは、一人の人に仕事を過剰に乗せることが多い傾向にあります。逆らわず何でも引き受けてしまう社員に、仕事を押し付ける方が楽だからです。
メンバーを説得する能力も欠けていますし、適性に仕事を割り振る能力もありません。とりあえずNo!といわない人に仕事を押し付けようと考えます。
頭の程度の低い上司には、はっきりNo!といいましょう。疫病神と同じですから、引き受けてもいいことはありません。
残業が慣習化している
もはや残業が恒例行事になっているのでしょう。無駄はあるけど、倒産するほどでない状態と考えられます。危機感がないので、誰も改善しようとしません。しかし、この思考停止状態が一番危なかったりします。
基本的に物価は上昇傾向にあります。日銀の方針で年に2%程度のインフレ目標があるからです。10年後には2割程度物価が上がります。現状維持に甘んじていると、どんどん収益が落ちていくということです。
【慣習化=思考停止状態】と考える。物価は上昇傾向になるはず。常にコストダウンを意識しよう!
組織自体が変革を考えない
組織は会社が潰れるくらいのインパクトがないと変わりません。皆、今うまく行ってるから変える必要はないと考えます。
アサヒビールがどん底から這い上がって、キリンビールを追い抜いた話があります。キリンビールの社員は、自分たちが負けるわけがないと慢心していました。
慢心は組織の弱体化を招きます。追い込まれないと本気で変革しないのは、人間の性分なのでしょうがない部分もあるでしょう。
残業を断れないのは仕事を失うのが怖いから
いつやめても食べていける自信と、生活力があれば嫌なことは断れるはずです。
上司より早く帰るのは気が引けるでしょう。低い評価をされるんじゃなか? と考えてしまう気持ちはわかります。しかし、今日仕事を失っても、困らない状態があればどうでしょうか? どう思われても関係ないので、気にせず帰れるでしょう。
同僚が頑張ってるのに帰るのは気が引けますが、一緒にがんばっていると、いつまでたっても残業という負のループから抜けれません。
残業のデメリット
コストが上がる
コストとは、費用かかることだけではありません。健康や生命など何かを犠牲にさせる意味も含まれます。毎日遅くまで残業していると、プライベートの時間も減ります。気がつけば仕事以外、「友達も趣味も何もなかった」ということにもなりかねません。
価値観は人それぞれなので、仕事だけでいい人なら問題ありませんが、多くの人はそうではないでしょう。振り返って後悔しないように気をつけましょう。
収入も大事ですが、健康も大切。バランスを考えましょう!
健康を害する
働きすぎると体を壊すとわかっていても、病気になるまで気づけないことが多いです。夜中に目が覚めたり、朝会社に行こうとすると体調が悪くなり、休むと治るといったような症状が出たら要注意です。
社員が病気になると、会社にとっても戦力の損失になります。疲労がたまった社員が多いと、全体のパフォーマンスも落ちますから、会社としての力も落ちますよね。
幸福度が下がる
幸福は感じ方の問題ですから、人それぞれ幸せの形は違います。とはいえ、プライベートな時間もないくらい働く事に、幸せを感じる人は少ないのではないでしょうか?
「お酒を飲まないと眠れない」この状態になったら要注意。ストレスから逃れるための飲酒は最悪です。長時間労働によって、肉体的・精神的疲労が蓄積しているところに、さらに内臓に負担をかける事になります。ストレスの根本原因は長時間労働なので、それを解決する方法を考えましょう。
- 転職する
- 残業の少ない部署への異動希望を出す
- 話がわかる上司に相談する
幸福度は人それぞれとはいえ、働きすぎて幸福度が上がる人はまれ。お酒に頼らず、ストレスの根本的な原因(長時間労働)を解消すべき!
プライベートがめちゃくちゃになる
- 夫婦どちらか、またはw不倫
- 離婚
- 仕事仲間以外の友人なし
- 古い友人と疎遠になる
仕事だけしていれば、ほかに何もいらない人は別として。仕事をしすぎて周りが見えなくなると、気がついたときには貯金以外何もなかった。といった事にもなりかねません。
仕事仲間で親密(不倫)になることはよくあります。会社に長くいることで、連れ合いより一緒にいる時間が長くなり、惹かれるのはしょうがないですね。
仕事を辞めると、現在の仕事仲間と縁が切れることが多いです。仕事ばかりやっていると、趣味友達もできませんから、孤独な老後を送る可能性が高まります。古い友人とも会う機会が減り、いつの間にか縁が切れることもよくありますね。
残業しすぎると、人間関係が壊れるのがよくわかります。人間関係は人が生きていく上で大事な要素ですので、もっとも大切にするべきです!
残業の減らし方たった一つの方法
残業を減らすたった一つの方法は、あなたが組織のトップになること。
残業が減らない理由は、生産性の悪い社員が多いため、会社の業績が上がらず、利益率が低い状態で運営しているからです。
上司に訴えかけても、古い価値観で凝り固まった人たちだと、もう何をいっても無駄です。残業はするのがあたりまえで、それで会社に貢献していると本気で思っている【美徳社員】は生産性が低すぎます。
自分がトップになって根本的な構造改革ができるといいですね! なんなら起業しましょう。その方が最初から利益率の高い会社を設計してから始められますから。